最近SNSで見かける「パールライス」という言葉。「高級なお米?」「昔のお米?」「備蓄米?」と気になった人も多いのではないでしょうか。
実は、パールライスは“お米の品種”ではなく、JA(全国農業協同組合連合会)が展開する精米ブランドの名前です。
なかには「パールライスってまずいの?」という声もありますが、実際はどうなのでしょうか?
この記事では、パールライスの意味や特徴、その味や品質の評価、そして話題の“備蓄米との関係”までレビュー視点で解説します。
パールライスとは?一言でいうとJAの精米ブランド!

つまり、「パールライス」という名前のお米があるわけではなく、パッケージにそう書かれているお米はすべて、JAが精米・流通を管理している安心ブランドということになります。
名前の由来は、「真珠(パール)のように白く輝くお米」という意味から。昭和40年代から長く親しまれてきました。

当時はCMも流れていて積極的に売り出されていたみたい
どこで売っている?中身のお米は何?
パールライスは、主に以下の場所で販売されています。
- 全国のスーパー(特にJA系の店舗)
- 地元の農協・直売所
- 一部のネットショップ
中身のお米は地域によって異なり、「コシヒカリ」「あきたこまち」「ななつぼし」など、全国の銘柄米を精米して販売しています。
なぜ今、パールライスが話題なの?備蓄米との関係も
ここ最近、「パールライス=備蓄米?」という声がSNSで拡散されたことから注目が集まっています。
パールライス=備蓄米?という誤解
実際には、パールライスは備蓄米とは異なるものですが、政府が放出した備蓄米が「パールライス」のブランドで販売されるケースが一部地域で見られました。
これにより、「パールライスって備蓄米のこと?」と誤解する投稿が相次ぎ、検索が急増しています。
近所のスーパーで安いパールライス入ってたけど、やっぱ備蓄米なのかな?
2025年の米騒動と備蓄米放出の背景
2025年春以降、日本では異常気象と観光需要の回復による影響で米価格が急騰。「令和の米騒動」とも呼ばれるほど、価格の高騰と供給不安が深刻化しました。
これを受けて、小泉進次郎農林水産大臣が緊急対応として、政府備蓄米の放出を決定。
5kgあたり2,000円前後という価格での販売が始まり、一部がJAルートでパールライスとして流通しました。
この動きがSNSやニュースでも取り上げられ、結果的に「パールライス」が広く認知されることになりました。


政府の施策に基づき放出された政府備蓄米の一部を全農より買い入れし、当社で取り扱う一部製品の原料に使用しております。



『パールライス=備蓄米』じゃなくて、元々ブランド米のパールライスに、備蓄米も原料として入った、ということかな?
パールライスと一般の白米の違いとは?
パールライスと一般の白米の違いを「流通・品質管理」と「味・触感」の観点から比較してみましょう。
流通・品質管理
パールライスは一般の白米に比べて流通・品質管理の点で信頼性が高いというのが特徴です。
- JAが直接流通に関与することで、中間マージンが少ない
- 品質基準が明確で、一定レベルの精米品質が保たれている
- 安心・安全な流通ルートを通っているため、災害時や家庭用備蓄としても人気
適当な名前の微妙ブレンド米より安心
味・触感
パールライスを食した人からはこのような声が聞かれています。
知らないブランドの複数原料買って何回も失敗したことあるけど、パールライスは普通に美味しいよ
食味は柔らかめ、保存が良いのか水分多くパサついてない。備蓄米としても美味しいしお得!
口コミを見てみると、「安いのにおいしい」「パサつきがない」など、好意的な声が多数見られます。
一方で、「やや固め」「香りが物足りない」といったやや厳しい意見も一部存在します。
主な口コミ評価を以下にまとめました
評価項目 | ポジティブな意見 | ネガティブな意見 |
---|---|---|
安心感 | JAブランドだから安心できる | ブレンド米に抵抗感を持つ人も |
味 | あっさりしていて食べやすい | 香りや旨みがやや弱い |
食感 | 冷めてもパサつきにくい | 炊き上がりが固く感じることも |
価格 | コスパが抜群で続けやすい | 安すぎて品質に不安を感じる人も |
全体としては、「こだわりすぎなければ全然アリ!」という意見が多く、日常使いのお米としては十分満足できるレベルという印象です。
おにぎりやお弁当など、冷めてから食べるのにはむしろ向いているという声もありました。



お米が市場に並び始めてるみたいだし、パールライス気になる!
まとめ
パールライスはお米の品種ではなく、JAが展開する信頼の精米ブランドです。
2025年の米価高騰と備蓄米放出の中で、政府対応の象徴的な存在として注目を集めました。
名前は聞いたことあるけれど、中身を知らなかった人も、今日から“お米選び”の視点が少し変わるかもしれません。