2025年、ラッパーのNENEさんが公開した楽曲「OWARI」がSNS上で大きな話題になっています。
その理由は、同じく人気ラッパーのちゃんみなさんを名指しし、“宣戦布告”ともとれる挑発的な歌詞が含まれていたためです。
この記事では、NENEさんとちゃんみなさんの「宣戦布告」の背景や、実際の歌詞の意味、ラップシーン特有の“ビーフ”文化、そして今後の展開についてわかりやすくまとめました。
NENEがちゃんみなに“宣戦布告”!?何が起きた?
2025年6月に公開されたNENEさんの楽曲「OWARI」。
この曲の中で、ちゃんみなさんを名指しする形で挑発的なリリックが盛り込まれ、SNSで「これは宣戦布告では?」と話題になりました。
NENEが名指しでちゃんみなディスってとんでもないBEEFをしかけてて激アツ🔥https://t.co/wEwBhPUxQw pic.twitter.com/K5xWssaekX
— eu (@rita_sia22) June 20, 2025
NANAが名指しでちゃんみなディスってとんでもないBEEFをしかけてて激アツ
なぜここまで注目を集めているのか? その背景には、ラップ文化ならではの「ビーフ」というスタイルが大きく影響しているようです。
NENEからちゃんみなへ「宣戦布告」の歌詞と意味は?
具体的にどんな内容だったのか見ていきましょう。
問題となったリリックの内容
NENEさんの「OWARI」には次のようなリリック(歌詞)が登場します。
「電話しろよ ちゃんみな」
「ネタ切れのハイエナ」
「I’m on your mood board」
こうした表現は、ちゃんみなさんに対する直接的なメッセージとも受け取られ、多くのリスナーに強いインパクトを与えました。
歌詞の意味や意図
なぜNENEさんはこのような歌詞を書いたのでしょうか?その背景について考察します。
「I’m on your mood board(私はあなたのアイデアの元ネタになってる)」という表現は、自分のスタイルやアイデアが真似されていることへの不満を示唆しています。
SNSなどでは、下記のような声が上がっています。
・ちゃんみなさんがNENEさんのスタイルやアイデアを真似しているのでは
・NENEさんの『Bad b*tch美学』と、ちゃんみなさんがプロデュースしたガールズユニットHANAの『Burning Flower』の演出が酷似している
また「電話しろよ」という一節からは、ネット越しのやり取りではなく直接話し合いたいというNENEさんの姿勢もうかがえます。
「ビーフ」とは?ラップ文化の中での意味
今回の話題の背景には、ラップ文化ならではの「ビーフ」というスタイルがあります。
「ビーフ(beef)」とは、ラッパー同士が音楽を通じて互いに批判や挑戦を行うことを指します。
アメリカのヒップホップ文化から発祥した伝統で、日本でも徐々に根付いてきました。
歌詞の中で名指しすることは、単なる悪口や誹謗中傷ではなく、言葉の力・センス・表現力で真剣勝負を挑むことを意味します。
リスナーは「どちらの言葉がより強いか」「どちらがよりリアルか」を楽しむのもこの文化の特徴です。
NENEとちゃんみな これまでの関係は?
NENEさんとちゃんみなさんは、これまで目立ったコラボ歴や直接的な関わりは見られませんでした。
活動フィールドもやや異なり、NENEさんはストリート寄りのシーン、ちゃんみなさんはメジャー寄りのシーンで活躍してきました。
そんな中、突然NENEさんから名指しされる形になったことで「なぜ今?」とファンの間でも大きな話題となっています。
NENEプロフィール

NENEさんはストリート色の強いラップスタイルが特徴で、同世代の女性ファンにも人気があります。
強めなリリック(言葉選び)と独自のフロー(ノリ)に定評があり、アンダーグラウンドシーンでも存在感を放っています。
名前 | NENE |
本名 | 非公開 |
生年月日 | 1994年 |
年齢 | 30歳前後(2025年6月現在) |
出身地 | 東京都品川区 |
職業 | ラッパー |
グループ | ゆるふわギャング |
活動開始 | 2016年~(ワーナーミュージック・ジャパン) |
ちゃんみなプロフィール

ちゃんみなさんは韓国と日本のバックグラウンドを持つラッパー・シンガーソングライターです。
よりポップな要素を取り入れたスタイルで、メジャーシーンでも成功を収めています。
名前 | ちゃんみな |
本名 | 非公開 |
生年月日 | 1998年10月14日 |
年齢 | 26歳(2025年6月現在) |
結婚・子ども | 既婚・2024年11月第一子女児 |
出身地 | 韓国(3歳から韓国、日本、アメリカ合衆国を行き来する幼少期) |
国籍 | 日本 |
職業 | ラッパー・アーティスト、音楽プロデューサー |
活動開始 | 2016年~( 2025年からソニー・ミュージックレーベルズ[) |
ジャンルの壁を越える活動の一方で、ラップシーンとの距離感については賛否両論ある様子です。
SNS・ファンの反応
SNSではすでにさまざまな反応が飛び交っています。ここではファンやリスナーの声を紹介します。
NENEって人見たことも聞いたこともなかったから、シンプルに売名しただけじゃない?
ちゃんみなの名前出して数稼いでるNENEの方がハイエナに見える
Never give upとWe Found LoveのMVがあり得ないほど酷似してたから、え???と思ってたんだよね。説明は欲しいかな。
NENEは意味もなくそんなことするイメージないから何かあったのかなとは思う
これこそHIPHOP!!
賛否両方の声が見られる中、「歌詞の背景や意図を深掘りする層」と「純粋にHIPHOPらしいエンタメとして楽しむ層」、それぞれの視点から盛り上がりを見せているのが印象的です。
ちゃんみなの反応は?アンサー曲や展開の可能性
NENEさんの「OWARI」について、ちゃんみなさんはインスタライブでこの件を知ったと語っています。
インスタライブでの発言内容は以下の通りです。

- NENEは一度会って挨拶した程度の仲
- 歌詞提供してもらったことはない
- 忙しいからアンサー返すかはわからない
- こんなアンチはよくいるから気にしない
- MVパクってない、そもそも知らない

現時点では、アンサー曲や新たなアクションは予定していないみたいだね。
ビーフはラップシーンにとって、単なる“ケンカ”ではなく「表現の場」としての意味を持っています。時にシーン全体を活性化させ、アーティストの魅力を際立たせるきっかけにもなります。
今後も双方の動きに注目が集まりそうです。
まとめ
今回の「NENE vs ちゃんみな」のビーフ騒動は、ヒップホップ文化のひとつの側面として、多くのリスナーの関心を集めています。
このままアンサー合戦に発展するのか、それとも静かに終息するのか…。どちらにせよ、アーティストそれぞれの姿勢や言葉に込められた意味をじっくり受け止めたいところです。
今後の動きも注目していきましょう!
(サムネイル画像出典:Yurufuwa Gang YouTube)