今、“昭和レトロ”な世界観がZ世代に人気です。昔ながらの映像や音楽、ゆったりとした時間の流れが「逆に新鮮」と感じられ、SNSでも「エモすぎる」「落ち着く」と注目を集めています。
この記事では、そんな昭和レトロな雰囲気を味わえる夏にぴったりのアニメ&映画を5作品ピックアップ。
実際に昭和に制作された名作から、令和に描かれた“昭和風”の新作まで、Z世代にも刺さる“懐かしさ”をテーマにした作品を紹介します。
▶【2025年8月放送】『コクーン〜ある夏の少女たちより〜』とは?
夏にぴったりのアニメ&映画・5作品
早速、“昭和レトロな夏”を感じられるアニメ&映画を5作品ご紹介します。
ピックアップした作品は次の5つです。
- 『時をかける少女』(1983)
- 『おもひでぽろぽろ』(1991)
- 『夏の庭 The Friends』(1994)
- 『海がきこえる』(1993)
- 『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』(2025)
一つずつ見ていきましょう!
『時をかける少女』(1983)
タイムリープ×昭和の夏。どこか切ない青春ストーリー

※この作品は実写映画です。細田守監督による2006年のアニメ版(続編)も有名で、Z世代から高く支持されています。
その原点となる1983年版は、より“昭和の空気感”が色濃く漂う一作。
原田知世さん主演で、ひと夏の出来事や淡い初恋、学校の風景に漂う懐かしさが、現代の若者にも刺さるポイント。
「レトロな制服姿がかわいい」「音楽が心に残る」といった声も多く、再評価が進んでいます。
<SNSの声>
アニメ版実はリメイクではなくて実写版(原作)の続編なんだよね
2010年には仲里依紗さん主演でリメイクされ、こちらも話題になりました。
<SNSの声>
オープニングが「時をかける少女」エンディングが「ノスタルジア」でジーンときたんだよね~
仲里依紗さんのアニメ声優と言えば「時をかける少女」!
『おもひでぽろぽろ』(1991)
昭和の少女時代を振り返る、じんわり感動系ジブリ

スタジオジブリが贈る“昭和回想アニメ”の代表作といえば、これ!
子ども時代の回想と田舎での農業体験が交差する構成で、ノスタルジーと癒しがたっぷり詰まっています。
大きな事件は起こらないけれど、「日常の中にある大切な気持ち」が描かれており、静かに心を打つ作品です。
<SNSの声>
子供の頃からジブリで1番好きな作品はおもひでぽろぽろ
『おもひでぽろぽろ』地味だけどいい作品なんだよな~
『夏の庭 The Friends』(1994)
知る人ぞ知る名作。“死”をめぐる少年たちの夏

※この作品は実写映画です。アニメではありませんが、その昭和の空気感と夏の描写がZ世代にも強く響くため、今回のリストに加えました。
昭和30年代を舞台に、少年たちが“死”をテーマに成長していく物語。
老人と少年たちの交流を通じて描かれる夏のひとときには、昭和特有の温かみとリアルな感情が漂います。
Z世代にはまだあまり知られていない隠れた名作ですが、配信などで観られるチャンスも増えており、発掘欲を刺激する一作です。
<SNSの声>
ストーリー等別段凝っている訳でもなく、撮影手法もこれと言って凄いとはならないけど、なぜかいつまでも観ていたく飽きない名作。
原作を読んだ人の感想がこちらです。
児童文学の名作
命の大切さや反戦、友情などがメッセージとして入っているけど、決して押しつけがましくなく、すっと胸の内に入ってくるような作品
『海がきこえる』(1993)
高校生たちのリアルな青春模様が、昭和の夏を感じさせる

高知県を舞台にした、スタジオジブリ制作のテレビアニメ。東京から来た転校生と地方の高校生たちとの人間関係や感情の揺れを、静かに描き出しています。
セリフ少なめ、空気感たっぷりの構成は“今っぽさ”と“昭和レトロ”が混ざり合った独特の魅力があり、Z世代にも「逆に新しい」と好評。
約70分の短編なので、気軽に観られるのもおすすめポイントです。
<SNSの声>
「海がきこえる」と「おもひでぽろぽろ」が好き
「海がきこえる」思い出すたびに胸がきゅーっとする
▼「海がきこえる」は、この夏リバイバル上映が決定しています。
SNSではすでに、「絶対観に行きたい!」という声が多く見られています。
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— Filmarksリバイバル上映 (@Filmarks_ticket) May 9, 2025
新ポスタービジュアル&予告編解禁!
さらに追加劇場も発表!🎥
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スタジオジブリ『海がきこえる 』
7月4日(金)より待望のリバイバル上映!
全国167館にて公開!
⬇️予告編はこちらhttps://t.co/HP1qwrRI2C
🗓7月4日(金)より公開
🎟劇場HPで販売予定
👇詳細はこちらhttps://t.co/ZoyJAoLPPx pic.twitter.com/pCSfnneUto
『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』(2025)
戦時下の沖縄を描いた“ジブリ風”最新作に注目
2025年8月放送予定。沖縄戦を背景にした少女たちの物語を、ジブリ風のビジュアルで描く注目作。
舞台設定や作画、音楽に至るまで、手描きアニメの持つ温かみと昭和的な雰囲気が感じられます。
視聴前にチェックしておきたい作品として、ぜひ覚えておきたい一作です。
昭和レトロがZ世代に刺さる理由とは?
なぜ昭和の雰囲気に、令和を生きる若者たちは惹かれるのでしょうか?その理由を3つにまとめてみました。
- デジタルでは味わえない“手描き感”や“アナログな間”が心地よい
- 現代のアニメにはない“余白”が、逆に癒しになる
- どこか懐かしい=逆に新しい感覚で共感できる
どこかで見たような景色、聞いたことのあるような音、そして誰かの記憶を借りたような感情が、エモさとなって共鳴します。
昭和を知らない世代だからこそ、“想像の中のレトロ”として魅力的に映るのかもしれません。
まとめ
この記事では、昭和レトロな雰囲気を味わえる夏にぴったりのアニメ&映画を5作品ピックアップしました。
作品を通して見えてくるのは、時代を越えて心に響く“夏の情景”や“感情の余韻”。
一つひとつの作品が、感性をやさしく刺激し、忙しい日々の中にひとときの癒しや気づきを与えてくれるはずです。
気になる作品があれば、ぜひこの夏ゆっくりと楽しんでみてください。
