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奈良公園でのK-POP無料ライブに批判殺到!反対理由5選

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奈良県の奈良公園を利用して韓国の人気歌手が出演するKーPOPのコンサートなどを2億7000万円余りかけて開催することが話題になっています。

県の発表には反対は意見も多く、予算案可決後も反対派の声が止むことがありません。

県民はどのような理由反対しているのでしょうか?深掘りしていきたいと思います。

この記事でわかること
  • 奈良県の騒動について
  • イベントの反対理由5選
  • 反対の声を受けた県知事の対応
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目次

2025年10月奈良公園でK-POPライブが開催予定

奈良公園
出典:なら旅ネット

2024年12月11日に開かれた県議会委員会で2025年10月に奈良公園でK-POPライブが開催予定ということが説明され、16日の予算委員会で可決されました。

奈良県は2025年10月に「日韓国交正常化60周年及び奈良県と忠清南道の友好提携15周年を記念する音楽交流イベント」を企画していることを発表しました。

奈良公園でのイベントについて現在わかっていることはこちらです。

2025年10月奈良公園でのK-POPライブについて
  • 2025年はチュンチョン南道(忠清南道)友好提携15周年である
  • 周年イベントのなかで韓国の人気歌手が出演するK-POPコンサートを誘致し、開催する予定
  • 2025年10月開催予定
  • チュンチョン南道の知事とコンサート実施をすでに合意している
  • 奈良公園内の多目的広場・春日野園地に9000人を動員する規模
  • 県民は無料招待で調整中(県民限定にするかは未定)
  • このコンサートに係る費用で奈良県側は舞台設営費など2億7,000万円を負担する予定
  • 出演アーティストについては未定

奈良県と韓国チュンチョン南道の友好提携周年イベントについて話題になっているんだね!

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奈良公園でのK-POPライブ反対理由5選

奈良公園でのK-POPライブについて市民や県議会議員から反対や疑問の声が相次いでいます。

理由は大きく5つ挙げられています

・予算が高すぎる
・一過性で終わるのではないか?
・ほかのイベントを廃止してイベントを行うこと
・一部の人が恩恵を受けるイベントに県民の税金を使うべきでない
・鹿への負担を心配

一つずつ深掘りしていきます。

予算が高すぎる

理由の一つ目は予算が高すぎることです。

2億7,000万円という予算について奈良県県議会議員のなかからも疑問の声が上がっています。

やるのは結構だと、しかし、県費の2億7450円というのは、これはおかしいのではないかと
(奈良県議会委員・荻田義雄氏)

開催にかかる費用が税金から負担されることについて反対している声が大多数です。

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一過性で終わるのではないか?

理由の二つ目はイベントが一過性に終わり、費用対効果がふさわしいのかという疑問です。

奈良公園のk-popライブ反対意見1
出典:X
奈良公園のk-popライブ反対意見2
出典:X

一方で自民会派の川口信県議は「アーティストとコラボして、県の魅力を発信する取り組みも検討してほしい」と一度きりの開催のなかで奈良県をしっかりアピールすることを求めたうえで賛成しています。

ほかのイベントを廃止してイベントを行うこと

理由の三つめは、今年度県内のイベントが複数廃止されたことです。

市と県が開催費を負担し10年以上続いていた平城京天平祭など、費用対効果を理由に県内のイベントが今年度多く廃止となりました。

2024年度に奈良県が事業廃止を決めた主なイベントはこちらです。

奈良県が事業廃止を決めた主なイベント
  • 平城京天平祭 (1億3500万円)
  • 奈良ちとせ祝(ほ)ぐ寿(ほ)ぐまつり(大立山まつり)(5200万円)
  • MIND TRAIL 奥大和 心のなかの美術館(5千万円)
  • RINK LINK 天平広場(1700万円)
  • えんがわ音楽祭in洞川(700万円)

(括弧内は2023年度事業費)

出典:朝日新聞DIGITAL

今年度は様々なイベントが廃止になったんだね。

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一部の人が恩恵を受けるイベントに県民の税金を使うべきでない

理由の四つ目は、一部の人が恩恵を受けるイベントに県民の税金を使うべきではないということです。

K-POPのライブを見たい人は県民の多くとは言えず、ある一部の層に税金を使うことに反対する意見が見られました。

鹿への負担を心配

理由の五つ目は、奈良公園の鹿への負担を心配するものです。

開催は賛成だが場所を検討すべき、という意見があります。

参加者が出したゴミが鹿に重大な影響を及ぼすこのへの心配の声や、ゴミ拾いのボランティアについての声もありました。

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多数の反対理由に対する山下真県知事のコメント

県民の声を受け、山下真県知事は12月12日に自身のXにコメントを残しました

音楽交流イベントに対し、様々なご意見を頂戴しておりますので、その背景事情を説明させていただきます。

引用元:山下まことX(下記)より抜粋

山下真・奈良県知事のX
出典:X

このポスト後半より抜粋して紹介します。

  • 国際的な友好親善ということで無料のほうが適切であり、そのほうが多くの支援を得られるだろう
  • 忠清南道側がアーティストの派遣費用を負担し、奈良県側が会場設営や警備の費用を負担することになった
  • 日本の若者がK-POPアーティストに生で接することで、これからの両国を親善を担っていく世代間の交流になる
  • 今後企業等の協賛確保、ボランティアの募集、奈良県の費用負担軽減への努力をする

このコメントが新たな批判を生んでいるけど、県知事として真摯に対応しようとする姿勢がみられたよ。

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“ネット上の誤解”への回答

また、14日は「ネット上のご意見の中にいくつか誤解等もありますので、説明させていただきます」としていくつかの質問に答えています。

奈良公園の鹿への影響について

コンサートは夕方から始まりますが、鹿は夜になると山の方に帰りますし、大きな音がするところには近付かないので、鹿の生態に影響を与えることはありません

日本人を出演させるべきでは?という疑問について

イベントにはK-POPを学んでいる日本の若者も出演します。

財源について

奈良県は以前にシルクロード博覧会というものを開催しており、その収益金を基金に積み立てています。この基金は国際交流等の目的にしか使えないため、これを取り崩して本イベントの資金にします。なので、財源には税金ではない事業収益金が主として当てられます

財源は税金ではないとはっきり言っているね。

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まとめ

この記事では、奈良県が韓国忠清南道との友好親善イベントとして奈良公園を利用したKーPOPのコンサートを開催する話題について、反対理由や県知事の説明をまとめました。

県民の反対理由
  • 2億7,000万の予算が高すぎる
  • 一過性で終わるのではないか?
  • ほかのイベントを廃止してイベントを行うこと
  • 一部の人が恩恵を受けるイベントに県民の税金を使うべきでない
  • 鹿への負担を心配

山下真・奈良県知事は意見に対して回答を行うなど県民の理解に努めており、批判の声が多いものの県の方針を理解する声も聞かれ始めています。

今後の動向が注目されます。

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