手軽に楽しめるお菓子として、多くの人に愛されているチロルチョコ。最近、X(旧Twitter)で「チロルチョコに虫が入っていた」というポストが一時話題になり、消費者の間で不安が広がりました。
この話題は投稿主が「購入時期を誤認していた」と販売元に謝罪をして終息を迎えましたが、果たしてチロルチョコに虫がわくことは本当にあるのでしょうか?
この記事では、その原因や虫が湧かないための正しい保管方法、効果的な防止策について詳しく解説します。
チロルチョコに虫がわいた?話題の真相は1年以上前のもの?
虫が湧いたとされるチロルチョコは、2023年12月以前に出荷されたものだったようです。
2024年11月5日、X上で、「チロルチョコに虫が入っていた」というポストが画像付きで投稿されました。(該当ポストはすでに削除されています)
これに対し、チロルチョコ公式アカウントが即座に反応。以下のポストを投稿しました。
このポストによって、X上では企業の早急な対応を賞賛したり応援する声が相次ぎました。
祝日の21時に第一報出せる、チロルチョコ株式会社にびっくりするわ。
チロルチョコの限定商品大好きです これからも購入します
営業妨害で訴えて、損害賠償請求もすべきです
実は11年前にもTwitter(現:X)で同じようなポストがあったみたい。一度流れたデマをなかったことにするのは簡単なことではないんだよね。
チロルチョコに虫がわくことはある?
今回の件は終息に向かっているようで安心。でも実際にチロルチョコに虫がわくことはあるのかな?
工場からの出荷前に前に虫の卵や幼虫が入ることは通常なく、ほとんどの場合は工場を出てから家庭で消費される間に侵入するケースが多いようです。
チロルチョコの『よくあるお問合せ』をみると、日本チョコレート・ココア協会のサイトにリンクされました。
お菓子の中に虫が入ることについては日本チョコレート・ココア協会サイト内の「よくある質問」にその答えが書いてありました。
チョコレートやココアは、近代的な設備と衛生管理の行き届いた工場で生産されていますので、虫の卵や幼虫が入ることは通常ありません。
引用元:チョコレート・カカオ協会「よくある質問」
万が一商品の中に虫を発見したときには、出荷前の工場ではなくて食べるまでの間に侵入していることが多いんだね。
チロルチョコに虫が入らないための保管方法と注意点
チロルチョコの商品の保管方法と虫が入ることへの防止策について、日本・チョコレートココア協会の公式サイトを参考に紹介します。
- 密閉容器に入れて保管
- 直射日光の当たらない、涼しい所に保管
- 正しく保管して賞味期限内に食べること
お菓子につく虫はどこにでもいることが多く、一般の家庭にもいて乾燥したお菓子や食品類につきます。
そしてチョコレートやココアのように香りの良いものを好む虫が多いため、開封後は密閉容器に入れ替えて保管するのが推奨されています。
賞味期限内であっても保管方法が悪ければ虫が湧いてしまうことがあるんだって。開けたら早めに食べる、ということを徹底するのがよさそうだね!
【カカオ・チョコレート協会からの案内】
通常お菓子につく虫に病原菌や毒素といったものはなく、万一虫が混入しているのに気付かず食べても人体に直接害はないといわれていますが、ご心配の場合はお医者さんにご相談ください。
まとめ
この記事では、Xでの話題から「チロルチョコに虫は湧くのか?」という疑問について検証しました。
チロルチョコをはじめとするチョコレートは衛生的な環境で製造されており、虫の発生は主に家庭での保管方法に原因があります。
適切な保管を心がけて、これからもおいしいチロルチョコを存分に楽しみたいですね。