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【2025年8月放送】ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメ『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』とは?

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最近、YouTubeなどのショート動画で「ジブリ風のアニメ映画で、ひめゆり学徒隊がモデルの作品の切り抜きが流れてきた」という声が増えています。

実際にYahoo!知恵袋で「元の作品を知りたい」という質問が投稿されるなど注目を集めているのが、NHKが制作したアニメ『cocoon(コクーン)〜ある夏の少女たちより〜』です。

この記事では、本作がいつどこで見られるのか、原作やキャスト情報、作品の魅力をわかりやすくご紹介します。

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目次

ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメとは?

ひめゆり学徒隊がモデルのジブリ風アニメは『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』です。

「cocoon(コクーン) ~ある夏の少女たちより~」(出典:NHKサイト

本作の背景や、なぜ“cocoon”というタイトルなのかについても掘り下げてみましょう。

原作は今日マチ子の静かな名作

アニメ『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』は、

漫画家・今日マチ子さんによる作品『COCOON』を原作としています。

2010年に発表されたこの作品は、文化庁メディア芸術祭の審査委員会推薦作品にも選ばれ、高い評価を受けています。

物語は、戦時中の南の島を舞台に、学徒看護隊として戦場に赴く少女たちの日常と変化を静かに描いたもの。

明確なセリフや説明に頼るのではなく、構図や余白、そして淡々とした描写で読者に語りかけてくる、まさに“読む人の心に問いかける”作品です。

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タイトル『cocoon』の意味は?

タイトルの「cocoon(繭)」は、少女たちが戦場という現実に触れる前の、どこか守られた場所・時間を象徴していると考えられます。

繭の中にいた彼女たちは、戦争によって否応なく外の世界に引き出され、変化を強いられていく。その変化と喪失を描く意味で、非常に象徴的なタイトルとなっています。

主人公の名前「マユ」「サン」もまた、「マユ(繭)=cocoon」「サン(蚕)」と呼応する形で設定されており、この作品全体に流れるテーマと深く結びついています。

スタジオジブリ出身のスタッフが手掛ける

今回のアニメ化では、その繊細な空気感が映像と音で再現され、ジブリ作品のような柔らかく幻想的なビジュアルがSNSでも話題になっています。

実際に、アニメーションプロデューサーを務めた舘野仁美さんは、スタジオジブリ出身であり、現在は制作スタジオ・ササユリの代表を務めています。

こうした背景からも、“ジブリ風”と称される所以が見えてきます。

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放送はいつ?どこで見られる?

見逃さないために、まずは放送スケジュールを確認しておきたいところです。

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地上波再放送は終戦記念日の深夜

アニメ『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』は、2025年3月23日にNHK BSで先行放送されました。そして、地上波での再放送が決定しています。

アニメ『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』再放送予定
  • 放送局:NHK総合
  • 放送日時:2025年8月15日(金)24:35〜(=8月16日 0:35〜)

終戦記念日に合わせたこのタイミングでの放送は、作品の持つメッセージ性とも強く結びついており幅広い世代への視聴が期待されています。

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見逃し配信やDVD情報は?

放送を見逃してしまった場合に備えて、視聴方法もチェックしておきましょう。

NHKオンデマンドやNHK+に期待

2025年5月時点では、DVDやBlu-rayの発売情報、NetflixやAmazon Prime Videoなどの主要動画配信サービスでの配信は発表されていません

ただし、NHKオンデマンドやNHK+(プラス)など、NHKの公式サービスでの見逃し配信が行われる可能性があります。放送終了後すぐのタイミングで、公式サイトや番組表をチェックするのが確実です。

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声優・制作陣も豪華!

誰がどんな役を演じ、どんなチームがこのアニメを支えているのかにも注目です。

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満島ひかり×伊藤万理華の演技が光る

『cocoon』のアニメ化にあたり、キャスティングと制作陣にも注目が集まっています。

  • マユ役:満島ひかりさん
  • サン役:伊藤万理華さん(元乃木坂46)
  • 監督:伊奈透光さん
  • 音楽:牛尾憲輔さん(映画『竜とそばかすの姫』など)
  • アニメーション制作:スタジオ・ササユリ
  • アニメーションプロデューサー:舘野仁美さん

特に満島ひかりさんの演技は、セリフの少ない中でも表情や呼吸のニュアンスを声で繊細に表現しており、「映像詩」とも言える作品に深みを与えています。

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原作『cocoon』の魅力

今日マチ子さんの描く『cocoon』は、少女漫画の枠を超えて多くの読者を惹きつけてきました。

実際に沖縄戦に動員された“ひめゆり学徒隊”をモデルにしつつも、特定の個人や事実に固執せず、「少女たちの心のゆらぎ」「戦争に巻き込まれる理不尽さ」「日常の中の静かな崩壊」といった普遍的なテーマを掘り下げています。

原作はセリフを最小限に抑え、余白や構図の妙によって物語を進行させる手法をとっており、今回のアニメもその精神を忠実に再現。視覚と聴覚に集中することで、見る人自身の心の中にさまざまな感情が呼び起こされる作品です。

原作『COCOON』(Amazon)

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『ジブリ風のアニメ』としてSNSで話題に

SNSでは作品を知らずに断片的に目にする人も多く、その話題性も見逃せません。

アニメ『cocoon』の切り抜き映像は、現在YouTubeやTikTokなどのSNSでも広がっており、「これってジブリの新作?」「知らないけど泣きそうになった」といった声が上がっています。

知恵袋にも「ジブリ風のアニメで、ひめゆり学徒隊が出てくる映画の正体が知りたい」といった質問が寄せられるなど、多くの人がタイトルを知らずに映像の一部だけに触れて関心を寄せている状況です。

出典:Yahoo!知恵袋

こうした自然発生的な口コミや切り抜きの拡散がきっかけとなり、これまでアニメや戦争作品に関心のなかった層にも届いていることは、この作品の静かな力を物語っています。

ChatGPTでも写真をジブリ風に画像生成するのが流行ってるよね

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まとめ

この記事では、話題のジブリ風アニメ『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』がいつどこで見られるのか、原作やキャスト情報、作品の魅力をご紹介しました。

『cocoon〜ある夏の少女たちより〜』は、派手な戦闘描写も、大きな感情の爆発もありません。それでも、日常が崩れていく少女たちの心の揺れを通じて、戦争の残酷さや命の重さを私たちに伝えてきます。

声にならない思いを、映像と音でじっくり描き出すこの作品は、まさに“今こそ見ておきたい”アニメです。2025年8月15日のNHK総合での放送を、ぜひご覧になってみてください。

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